やしログ

ビルドツールについてLTしました

created: 2021/04/10
webpackをはじめとしたフロントエンドのビルドツールについて、各ツールの経緯や目的に着目したLTをしました。

発表資料はこちら。

振り返り

  • 👍 インプットの量が多かったため、発表内容の量と質を高めることができた

    • 1 つのアウトプットにはその何倍ものインプットが必要だ、というのはよく言われることですが、今回これを自分でやり遂げることができた点は良かったかなと思います。
  • 👍 各ツールを「点」として、発表内容全体が「線」で繋がるような構成になるように意識できた

    • 調べを進めていく中でこの「線」が見えてきたという実感がありました。そのため、発表の構成においてもこれが伝わるように意識しました。
  • 👎 さすがに分量が多すぎた

    • 持ち時間(15 分)を大幅に超えてしまいました。話したいことが増えてしまった結果、それらをうまくまとめることができていなかったのかなと思います。1 ツールあたりの内容をもう少し薄くして、まとめ部分を厚くすることで、全体でのボリュームを削りつつ内容は薄くならないようにできたのかなと思っています。

感想

久しぶりの LT だったため緊張しましたが、なんとかやり遂げることができました。ここ数ヶ月ずっとビルドツールについて調べ続けていた甲斐があったのか、それなりのボリュームのあるアウトプットにできたかなと思いました。ブログの更新が止まっていたのもこのため...(言い訳)。 手元の調査内容メモを見たら作成日は 2 月半ばになっていました。したがってトータル 1.5 ヶ月のインプットを一気に吐き出した形になりました...w

発表内容からは割愛した、実際に各ツールを使ってみての所感やハマったポイントなどについては、このブログで書いていこうと思っています。

webpack, parcel, snowpack は触れたことがあったものの、それ以外は今回初めて触れました。特に Rollup や esbuild は名前を聞いていながらずっと一度触れておきたいと思っていたツールだったため、良い機会を作ることができました。Vite v2.0 がリリースされたのもタイミング的には嬉しい出来事でした。

今回調べて改めて感じたのは、フロントエンドは常に「ブラウザ」というフィールドの上に立っているということです。新しめのビルドツールのほとんどが「バンドルしない」アプローチを(部分的に)採用していますが、結局これもブラウザのアップデートによって ES modules が使えるようになったからできるようになったということに他なりません。各種ブラウザの動向を追うのはやはり重要ですし、そうすることによって、Web が将来どうなっていくかをある程度予測することもできるかもしれないと思いました。