健康診断を受けました
読んで楽しくなる系の記事ではありませんので、(特にやしさんの中の人をご存知の方中心に)読むことを積極的にはおすすめしません。あくまで自分自身の記録として書いてみてます。
全ての始まり
毎年の健康診断の結果が返ってきました。封筒を持った感じ何やら固く分厚くて、これはなにかあるなという「感じ」がしました。 封を開くと、案の定引っかかっていました。引っかかったのは次の 2 点でした。
- 検便
- 心電図
紹介状が同封されており、たぶん病院に行くか行かないかの最終ジャッジは個人の判断だろうと思いながら、一応行っておくことにしました。
前者に関しては特に大したこと無かった(検査前の準備が辛かったぐらい)ので割愛します。後者についてつらつらと。。。
白い巨塔へ
心電図は、健康診断のときに測り直しになることが個人的な経験上多く、今回引っかかったのも「ああまたか」ぐらいの感覚でした。
封筒が固く分厚かったのは、紹介状内の DVD-ROM が原因でした。
病院へ行くと、改めて心電図を測ってもらい、測定結果とともに詳しい説明を受けました。このときの説明がすごくわかりやすかったです。学術的な内容に深く触れないようにしつつ、でも必要な範囲で説明を入れつつ、「まず波形はこういう見方をする。君の波形はこれで、普通のはこっち。比べるとこの部分にこういう差分が生まれていて、これは体がこういう状態になっているためだと考えられる。そうすると ○○ という病気の可能性があるね。」みたいな感じの説明でした。
このように専門的な内容を素人に分かりやすく説明できる医者ほど安心できる医者は居ないなーと思いました。
具体的には、自分はブルガダ症候群の疑い(正確にはブルガダ系波形、と言われました)があるようで、遺伝性の原因が多いのでたぶん大丈夫だと思うんだけど、心配なら大きい病院でちゃんと診てもらっても良いかも、と言われました。
こういうとき、医者は強制できないのでジャッジを自分に求めるんですよね。いくら分かりやすい説明をされたところでいきなり判断するのは難しいですが、念の為紹介状を書いてもらうことにしました。 結局ちゃんと大きな病院で診てもらうことにしたのですが、自分でもいろいろ調べたものの、行くかどうかは正直かなり迷いました。お金がかかるのは言わずもがな、はっきりさせることで〜みたいな側面も一定ありますし・・・。
予約先の病院を一度間違えるというファインプレー()をやりつつ、大病院へ行くとめっちゃ混んでました。ご時世的なこともあり、本当に受付の方々大変そうでした。申し訳なくなってしまう・・・。
渡された紙に従い院内を歩き、「うわードラマで見る感じのやつや」とか思いながら様々な部屋を歩き、待ち、歩き・・・を繰り返しました。
ようやく専門家(教授)と出会い、小病院のときほどはちゃんと説明してくれなかったものの、どうやらいくつか検査をする必要があり、それを経ると白黒はっきりするとのことでした。一通り検査予約をその場で行わされ(時間と日取りの指定がシビアでした)、ああ結構休まないといけないなーとか思っていました。しかし内 1 つの検査を当日受けられることになったのでラッキーだと思うことにしました。
ハイキングウォーキング Q 太郎のマネしながら測る心電図検査や、より精密に測れる心電図検査や、薬を飲んでから測る心電図検査などをやりました。(こいつ波形ばっかり測ってるな)
精密に測れる心電図検査の際、普通の心電図検査と何が違うんですかと聞いたところ、とても丁寧に詳しく説明してくれました。
違いとしては、
- 背中にも電極をつける
- 200~300 拍(約 2~3 分ぐらい)を複数回測り、結果の心電図を重ね合わせる
という点のようでした。こうすることで、よりノイズの影響を排除し、正確に調べられるそうです。
ついでに、「心電図で測り直しになることが多いんです」と話したところ、「心臓の位置は人によって微妙に違うので、『たぶんこのあたりだろう』という感じで電極の位置を決めているんです」など色々話して下さりました。「100%異常な人を見つけるというよりは、疑いのある人をある程度の確率でピックアップするための検査、と思ってもらえると良いと思います」という説明が納得感ありました。
診断結果
普段の生活においては特に問題ないとのことでした。しかし、薬を飲んでからの検査で激しい波形の変化が見られた、ということでした。曰く、2 週間以上続けて薬を飲まなければならない状況になったら、負荷の低い薬に変えてもらう等したほうが良いとのことでした。あとは過度な飲酒やサプリメントも気をつけたほうが良いとのことでした。運動は特に気にせず普通にやってよいらしい。結構こっちからプッシュして聞かないと教えてくれないタイプの教授でした(ということに初回の診断で気づきました)ので、いろいろ質問をしました。が、コーヒーは大丈夫なのか確認しとけばよかった・・・と後になって気づきました w
感想
専門的な内容を専門外の人に説明するのって難しいですよね、と改めて思いました。専門家の人は、そのまま話そうとすると専門的なことを知っているので厳密さを保った説明になり、結果相手がほしい粒度の情報にならない=分かりにくい説明になってしまいます。そのため、ある程度厳密さを欠きつつ粗く話すことが必要そうなのですが、かといって粗すぎると誤解を生んでしまいます。エンジニアにも似たようなことが言えるなーとふと思ったのでした。
兎にも角にも、やしさんは元気です。日常的には、「サプリ飲み始めようかなと思っていた矢先だったので気をつけたほうがいいんだな〜」ぐらいの影響しかありません。尚この記事は実際に事があった時とはだいぶずらして投稿していますので、あしからず。