祝!ぷよぷよ30周年
ぷよぷよは自分が大好きな IP(Intellectual Property) であり、ちょうどよい機会なので改めて自分のぷよ遍歴を書いてみたいと思います。
出会い
確か初めてプレイしたのはぷよぷよ SUN(64 版) だったと思います。おじゃまぷよの亜種「太陽ぷよ」が出てくるやつです。ストーリーモードは 3 段階の難しさ(かんたん、ふつう、むずい) & CPU の強さ調整が 7 段階ぐらいあって、ベリーイージー(下から 2 番目に弱い設定)の「むずい」すらノーコンティニューでクリアできなかったような記憶があります。キャラクターごとにぷよが消えるときのエフェクトが違うのがとても好きでした。全然できないのに攻略本の対戦講座や組み方の解説部分ばっかり読んでいました。なぜか途中 4 コママンガが載ってました。
全キャラの連鎖カットインが見たくて、(過程は忘れましたが)階段積みを覚え、折り返し(7 連載上するために必要な組み方)はできなかったので階段積みの上に適当にぷよを積み上げ、運で 7 連鎖以上を起こす、というような遊び方をずっとやってました。実家にあった攻略本に何連鎖までできたかなぐり書きしてありました。どうやら全キャラで 7 連鎖以上はできたらしいです。
初めての対戦
数年後友達(A くん)の家でぷよぷよをする機会がありました。確かす〜ぱ〜ぷよぷよ通リミックスだった気が・・・?ピンチになると背景のキャラが変化する演出が好きでした。 A くんはめちゃめちゃぷよぷよが上手い人で、「(ぷよが)速く落ちてくるほうがやりやすい」と言ってて「はぁ・・・?(心の声)」となってました。当然対戦してもまるで敵うわけがなかったのですが、A くんが対戦した人の中では自分は一番強い(と A くんが言っていた)らしかったので、何回か対戦させられました。。。詳しい記憶は全くありませんが、もしかしたらこの過程で素早く(階段積みを)組む力や NEXT ぷよを見る力がある程度養われたのかもしれませんw
ぷよフィー以降
当時ぷよぷよの IP を持っていたコンパイルという会社がいろいろあって潰れてしまい、セガに IP が移ることになりました。そこで発売されたのが ぷよぷよフィーバー という作品です。(サイトに Flash が...)
この作品は、これまでのぷよぷよとは様々な面で大きく変化がありました。当時子供ながらにして(ネガティブな方向で)気になったのは以下の点です。
- デザインが一新(キャラクター、ぷよ、世界観など全て)
- アルルとカーバンクル以外全て新キャラ(これは当時ちゃんと知らなくて「今までのキャラ誰も居ないじゃん!」と思ってた気がする)
- 3 こぷよ、4 こぷよも降ってくる
- キャラクターによる性能差がある
特に今までのキャラが居ないことによる寂しさや、キャラ差と 3 こ以上ぷよが降ってくることによるやりにくさから「もう自分の好きなぷよぷよは無くなったんだな」と感じてしまい、ぷよフィー以降しばらくぷよぷよという IP に関わらなくなってしまいました。
久々のぷよ
再び時は経ち、ぷよぷよ! 15th anniversary という作品に触れました。突然「久しぶりにぷよぷよまたやってみようかな」と思って買ったのか、友達の家で(A くんではない)久しぶりにぷよぷよやってみて楽しかったので買ったのか、どちらが先立ったか覚えていませんがそんな感じだったと思います。キャラデザはコンパイル時代のほうが好きだったので、買うときにもだいぶ躊躇ったような記憶があります。
この作品にはたくさんのルールが含まれていて、今までの「ぷよぷよ」「ぷよぷよ通」も当然ありました。(SUN は無かった...。) またキャラクターもアルルだけじゃなくてシェゾやサタン、ぞう大魔王などこれまでのキャラも少ないながらも居て、「懐かしいながらも新しいぷよぷよ」を楽しめた気がします。そのおかげで(?) アミティやシグやリデル、アコール先生などのコンパイル時代には居なかったキャラクターも好きになれました。
やりこみ始め
そんな中友達と対戦することがあったのですが、昔と違って 4 人対戦なのでかなりハチャメチャしつつも、その中ではかなり上位の強さを誇ることができて嬉しかった記憶があります。これが「ぷよぷよをちゃんとやってみよう(練習してみよう)」となったきっかけでした。当然昔やっていた頃から時が止まっているので階段積みしか組めなかったのですが、何故か折り返しが組めるようになっていて(もしかしたらこの当時何回か練習してできるようになったのかもしれないけど覚えてない)、個人の平均連鎖数を 7 連鎖以上に引き上げることができたのもモチベーションとなりました。
階段積みではない組み方を覚えよう、となったのもこのときだったと思います。昔読んでいた攻略本の記憶で「挟み込み」というワードは覚えていたので、挟み込み(かぎ積み) を練習しました。一度覚えた積み方による癖というものは恐ろしくて、形は単純なんですが全然できませんでした。(今対戦でかぎ積みを組むことはほぼ無いので、もしかしたら今やっても組めないかも...w)
ぷよぷよ!! 20th anniversary という作品
いきなり 5 年経つわけですが、その後 ぷよぷよ!! 20th anniversary という作品が発売されました。15th 持ってるし要らないと思いつつ流れで買ってしまったのですが、個人的には遊んだことのあるぷよぷよの中でもとても好きな作品です。
ドラコやウィッチなどの昔キャラが帰ってきたのも嬉しいポイントだったのですが、デザインちがいキャラ(自分はいろちがいキャラと勝手に呼んでいた w) が好きでした。ちなみに CPU だとめちゃくちゃ強いです。。。キャラ単体でもそうですが、24+6(デザインちがい) で使用キャラがたくさん居る感じがあったことに嬉しさを感じたのだと思います。デザインちがいキャラはこの作品以降出ていないので、いつか復活してほしい...!
15th と同様たくさんのルールがあるのですが、SUN ルールの復活、 NEXT ぷよが 4 手先までみえる「よんてさき」、ぷよが消えている最中にも次の組ぷよを操作できる「アクティブ」など面白いルールが多かったのも印象的でした。さらに、「ペアでぷよぷよ」という 2vs2 の対戦があって、2 人のうち片方が 1 連鎖(=何かぷよを一回消す)した直後もう片方が 1 連鎖するとそれらが繋がり 2 連鎖としてカウントされる、というルールがあって、ぷよぷよをある程度できる人とできない人とが一緒に遊べる仕組みとなっており、良いルールでした。(ペアぷよもこの作品以降出ていないので...(ry )
そんなこんなでこの作品にはかなりハマって、この経験によって自分の中でぷよぷよは「思い出したように時々やるゲーム」としての位置を確立しました。 GTR 等を覚えたのもこれくらいの時期だった気がします。 昔は受け付けなかった「(コンパイルではなく)セガ時代のデザイン」も、いつの間にか慣れてとても好きになりました。この頃から、ゲームだけでなくキャラや絵柄含めぷよぷよを好きになったような気がします。
ぷよテト〜今
全てのシリーズに触れているわけではないのですが、昔から今もなお細く長くやり続けているゲームとなっています。対戦はあまりやらないので結局上達はしないのですが w、それでも楽しいしかわいいし楽しいです。こんなに単純な ○ なのにどうしてこんなかわいいのでしょうか。願わくば部屋中をぷよで埋め尽くしたいところです。
ぷよぷよクエストというスマホゲームのほうではゲームの性質上キャラクターがたくさん増える傾向にあるにも関わらず、コンシューマーゲームの使用キャラが増えない(謎に 24 キャラ縛りをしている)という状況で寂しかったのですが、最新作「ぷよぷよテトリス 2」ではついにこの縛りを外し、たくさんキャラが使えることとなりました。またレベルの概念や装備アイテムなど、ぷよクエのアセットが程よく盛り込まれて良いなと思いました。ぷよぷよ同士、テトリス同士の対戦ももちろん、ぷよ vs テトもできます。画面の見た目はすごいですが、バランスは...(ry ルールが単純ながら、やればやるほどまた違った景色が見えてくるぷよぷよはパズルゲームとしてとても好きです。自分はそれだけでなくデザインも好きという稀有なファン(たいてい「パズルゲームとしてのぷよぷよが好き=e スポーツ」か「キャラデザが好き=ぷよクエ」のどちらかになる)なのですが...w
今年 30 周年を迎えたぷよぷよ、これからもずっと続いてほしいなと思います。そして引き続き、ぷよぷよを愛でていきたいと思います!